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開催日:2011年11月27日(日)
開催場所:ウインクあいち小ホール
11月27日(日)ウインクあいちにて毎年恒例の透析研究会が開かれ、今年で10回目を迎えました。会を追うごとに参加数が増え、今回は総勢280名ほどの職員が集まり、15の透析施設から日頃の研究の成果が発表されました。各施設とも、日頃のスタッフの頑張りが伺える内容であり、また質疑応答も活発に行われ、充実した会となりました。
また、当日は特別講演として、島根県にある松江青葉クリニックの院長 春木繁一先生にご講演いただきました。春木先生は精神科医であり透析患者でもあります。しかも、透析歴は39年。透析の合併症を抱えつつも「講演に廻ることが私の生活のハリになっている」とおっしゃられるだけに、春木先生のお話ぶりは引き込まれるものがありました。
「サイコネフロロジー」、日本語訳にすると精神腎臓病学。透析・腎移植の患者や家族、またその方々に応対するスタッフを対象とした精神面への医療をいいます。春木先生はこの領域の権威であり、今回の講演では、透析患者の心理を踏まえて医療者がどう患者を受け止め、どう接していくかについてお話下さいました。その中で、「透析を導入することになった患者の心理的変化の過程のひとつに『怒り・攻撃』があるが、その感情の裏には『生死についての強い不安や恐怖』、『透析を受けることによる大きい損失(健康・自由・社会的役割など)の経験』がある」というお話がありました。「怒り・攻撃」を冷静に受け止めるということは、簡単なことではありません。私たち医療者には、透析患者を理解するための学習と十分な訓練・経験が必要と感じました。そして、春木先生が最後におっしゃられた「自分に湧いてくる感情は相手がずっと前から抱えていた感情だということを覚えておいて下さい」という言葉を胸に刻み、今後の臨床に生かしていきたいと思います。大変感慨深く、有意義な透析研究会となりました。 |