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くわな共立クリニックでは、腹膜透析をなさっている方のための外来も行っています。担当されている看護師・小林清美さんにお話をうかがいました。
−腹膜透析というのは何ですか。
(小林さん)
腹膜透析というのは体内の腹膜に透析液を入れて、その透析液で血液を浄化する治療方法です。ですからお腹からカテーテルという管がでていて、そこから透析液の出し入れをします。
透析液の入れ替えは患者様ご自身、またはご家族の方が行いますので普段の通院は不要になります。
−外来では何をしているのですか。
(小林さん)
お腹から管が出ている状態ですから、菌が入って感染しないようにお手入れができているのかを確認したり、外来で定期的にお手入れをします。
もちろん、指導は受けているのですが、お腹の中に菌が入ると腹膜炎になってしまい入院治療しなくてはいけません。重症になると管を抜いて、腹膜透析ができなくなってしまう場合もあります。
−日頃のお手入れと検査がとても重要なのですね。
(小林さん)
はい。それと1か月に1回はお身体の検査をしたり、必要に応じてお薬が必要になります。
そのための外来を水曜日の午後に開いています。
−具体的には、小林さんはどのようなことをなさっているのですか。
(小林さん)
1つめは、お手入れができているのかしっかりと確認することです。
2つめは、チューブの状況を確認して、適切な時期に交換することです。
3つめは、先生の診察結果を受けて、実際の生活においてどのようにしたらいいのか等、患者様からの細かい相談を承っています。たとえば、お食事の制限が血液透析よりは緩和されていますが、必要な栄養はしっかり摂りながら、塩分などは摂りすぎないようにするには?というような具体的なお話をします。
−腹膜透析というのは血液透析と比べてお食事制限が緩いとのことですが、他に違うところは何ですか。
(小林さん)
そうですね。
腹膜透析を開始したばかりの頃は2週間に1回で受診が必要ですが、安定してくると1か月に1回ぐらいのペースの通院で良くなります。治療に拘束される時間は短くなると思います。
ただし、ご自身かご家族が透析液の入れ替え等の処置をする必要があります。一方、血液透析では医療スタッフにお任せする比率が高いのが違うところですね。
−お身体に関してはいかがでしょうか。
(小林さん)
腹膜の状態など、腹膜透析が出来るお身体の状況か?というのはあります。
患者様は腎臓の機能がほとんどないので、水分が随時、体に溜まっていくような状況です。血液透析の方は4時間前後の治療時間で水分を抜きますが、腹膜透析はじわじわと抜いていく形になります。ですから、腹膜透析の方が心臓への負担は軽いと考えていいと思います。
ただし、腹膜に透析液がずっと入っていますので、お腹がいつもふくれたような感じはあるとは思います。
どちらが優れているのか?ということでなく、患者様のお身体の状態によりますね。
−なるほど。
(小林さん)
お若い方で仕事もまだバリバリやっている場合は、時間の拘束が少ないという点で腹膜透析がいいという場合もあるかもしれません。生活スタイルに適しているのか?というのも大事なことになります。
−いろいろな治療方法があるのですね。ありがとうございました。
(小林さん)
ありがとうございました。
●2011年12月「患者様それぞれの嗜好や生活のリズムにあわせた食事指導をしています」
●2011年11月「シャントPTAがくわな共立クリニックで出来るようになりました」
●2011年10月「透析治療をスタートする患者様への充実したサポート」等