合併症対策室

透析を受けている方は、一般の方に比べて、全身の動脈硬化や免疫力の低下など病気になるリスクを数多く持っています。そのために、5年間で4割の透析患者様が、さまざまな合併症のためにお亡くなりになります(日本透析医学会の全国調査)。近年、糖尿病が原因または高齢で透析導入となる方も年々増え続け、透析導入された時には既に何らかの合併症を伴っている方も少なくありません。しかし、透析合併症を早く発見し、早くきちんと治療すると、一般の方と同じように長生きすることが可能です。実際、私たちが合併症の早期発見・早期治療に取り組んできた結果、偕行会グループで透析を受け入れている方の5年間の生存率は、全国平均よりも2割近く高く、糖尿病が原因で透析に入られた方も同様に長生きされていることがわかりました。

透析導入年齢の推移

透析導入原疾患の推移

透析を受けている方の生存率