合併症対策室

カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)

重度な頻脈の場合は、血管から心臓の中に細いカテーテルを入れて、その先端から高周波を流すことによって、不整脈の原因になっている心臓の筋肉の一部(数ミリ)を焼ききる治療です(図7)。不整脈の源を直接取り除くので、治療直後から心臓は正常なリズムに戻ります(図8)。

(図7) カテーテルアブレーション

(図8)心電図変化 上:1分間に125回の頻脈
下:アブレーションにより正常なリズムになる

ペースメーカー

重度な徐脈のある方は日常生活に支障をきたし、意識消失する場合さえあります。このような方には、ペースメーカーの植え込みを行ないます。これにより拍動リズムがコントロールされ、普通の人と変わらない生活を送れるようになります(図9)。

(図9) ペースメーカー植え込み前後の心電図 aのように脈が遅かったものが、bのように脈動リズムがコントロールされる