合併症対策室

悪性腫瘍(がん)に関しては、腹部超音波検査・CT・MRIなど必要に応じて検査を行い、場合によってはPET〔「ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(陽電子放射断層撮影)装置」〕といって、CTやMRIに匹敵する大型の診断機器で悪性腫瘍の早期発見にすぐれています。
CTやMRIが臓器の形の異常を捉えて診断するのに対し、PETは細胞の状態・働きを調べて判断します。そのため、比較的小さな初期のがんを発見するのに優れ、しかもCTやMRIでは判断が難しい腫瘍の良性・悪性の判断やリンパ節転移の確認なども可能です。

PET-CT

治療

放射線治療は、切開することなく病変部のみに放射線を集中して当て、健常部にはほとんど当てずに治療する画期的な方法です。従来の全身麻酔、皮膚切開などのリスクなしで、外科手術と同様な効果があります。特に効果の高い癌の脳転移では、治療の有効性(再発しない率)は90%という結果が得られています。 また、ノバリスのような身体全体に適応できる定位放射線治療装置により身体各部の腫瘍などの病変に対する治療が可能となり、その効果が示されています。

ガンマナイフ・パーフェクション

ノバリス